あなたは過保護な親なのか？過干渉の親が子供に与える悪影響

- 結婚・子育て

過保護な親。過干渉の親。
こうした親は、子供にとって良くないという言葉をよく聞きます。でも、どんな点で良くないのでしょうか。子供に、どんな弊害を与えるのでしょうか。
子供がいる親は、どんな人でも過保護になってしまう可能性があります。でも、解決方法もあります。

今回は、過保護の原因と、対処法をお伝えしたいと思います。

過保護になってしまう原因って？

子供に対して、過保護になってしまう人の動機は、決して悪いものではありません。

「大切なわが子を守りたい。」
子供を持っている親は、誰もが感じることです。でも、「守りたい」の気持ちに、バランスをとる必要があります。バランスが取れなくて、子供への心配の気持ちを正しく表現できないため、子供に対して過干渉になってしまい、過保護な親になってしまうことがあります。

「自分は過保護な親なのだろうか?」
こうした点を、自己チェックしてみることは、とても大切なことです。
どうやってチェックできるでしょうか。それは、過保護な親を持っている子供の特徴を知ると、自分が子供に対して過干渉になっているかどうかをチェックすることができます。

過保護な親を持っている子供は、親が子供を守りすぎているため、「自分が一番」という気持ちが強い子が多いです。
なので、物事を最後までできない子や、飽きやすい子が多いと言えるかもしれません。

また、過保護な親は子供を守るために、子供におこる悪いことは、すべて相手が悪いと感じてしまい、親が子供に代わって問題を排除してしまう人も多いです。
そのため、子供は、我慢をしたり、謝ったり、グループ行動が苦手な子が多いかもしれません。

こうした点以外にも、過保護な親に育てられた子には、共通する性格が沢山あります。
子供の性格や行動を、客観的に見てみると、自分は過保護な親かどうかをチェックすることができるかもしれません。

過保護が及ぼす、子供への悪影響は？

先ほども、お伝えしたしましたが、過保護な親に育てられた子には、共通の特徴がいくつかあります。こうした特徴を考えると、どうして過保護や過干渉はよくないと言われているのかを知ることができます。

過保護な親に育てられた子供が、最も被害を感じる時は、成人して、社会に出た時と考えることができます。
社会人になると、人は仕事をするようになります。会社に入り仕事をする人がほとんどだと思いますが、この時に、過保護な親に育てられた子の多くは苦痛を感じる様になるのです。

過保護な親は、子供を守りたいために子供に苦しみを与えたくないと思うあまり、子供に「自分で問題を克服していく」という、人として大切な教育を与え忘れてしまう人が多くいます。

問題を克服することを学んでこなかった子は、打たれ弱い心を持っています。
そのため、仕事の時に発生するトラブルを対応することができません。仕事のミスを指摘されただけでも、それに耐えることが難しく感じ、他の人より大きなストレスを感じやすくなってしまいます。

また、過保護な親に育てられた子は、親からなんでもほしいと思うものを、すぐに与えられている場合が多いです。そのため、我慢をするという事が苦手な子が多くいます。
なんでも思うようになってきた子は、「自分は特別な人間だから、周りの人が自分に合わせるべきだ」と考え、そのまま大人になってしまいます。こうした人は、協力することも苦手で、自主性に欠けることもよくあります。

社会に出ると、我慢をしなければならないことはたくさんあります。仕事で、必ず自分の意見が通るわけではありません。でも、こうした事を親から教えられなかった子は、自分の意見が通らないことに耐えられません。

そのため、思い通りにいかないと、心がぽっきりと折れて「自分はダメな人間なんだ」と、自信を極端に失ったり、すぐに仕事を辞めたりしてしまうことがあります。