ストレスを感じる人と感じない人の差は？ストレスを回避するための考え方

人生が楽しいと思うためのポイントのひとつが、「ストレスがあるか、無いか」です。毎日、ストレスの無い生活ができるのであれば、きっと人生は楽しいものになることでしょう。

しかし、ストレスが無い人生はあり得ません。この世の中で生きていく以上、必ず何かしらのストレスとは対峙しなければなりませんよね。

それなのに、ストレス無く楽しい生活を送っている人がいる。ということは、世の中には、ストレスを感じやすい人とそうでない人がいるということです。

繰り返しになりますが、ストレスは避けられません。だからこそ、敢えてストレスに立ち向かい、ストレスを感じないマインドを身につけることが最善の策なのです。

ここでは、ストレスを感じやすい人と感じにくい人の差を解説します。ぜひ、参考にしてみてください。

ストレスを感じやすい人の特徴とは？

まず、ストレスを感じやすい人の特徴を見ていきます。ストレスを常日頃より感じている人の中には、「優しく、気が利く」人が多いようです。

そのため、気遣いができないような人を見たり、その人から心ないことを言われたり、自分では絶対にしないような行いに腹が立ってしまいがちなのです。

また、真面目な人もストレスを溜めやすいことが分かっています。計画していたのにトラブルが発生して予定が狂った、同じ時間に来る電車が何故か意味も無く遅い、順番を守っているのに関わらず横から見知らぬ人が入ってきた…。

真面目な性格である以上、予期しないことが起こっただけでもストレスを感じてしまいます。しかし、この世は全て機械で完璧に統制されているわけでは無いですし、機械だって故障することもあります。常日頃からイレギュラーなことが起こるからこそ、毎日のストレスが蓄積されてしまっているわけです。

ストレスを感じにくい人の特徴

一方、ストレスを感じにくいと言われている方々はどうでしょうか。そういった方々の多くには、自由奔放と取られる人が多いようです。

誰がどんな行動をしようが、自分には関係無く、ちくりと文句を言われたとしても全く感じていないようです。また、ストレスを感じない人でも真面目な方は多いですが、ただ感じやすい人と違うのは、変化やトラブルへの適応能力が高いということです。

何か、意としないことが起こったとしても、そこまでその不運を気にすることはなく、仕方ないだろう、ということで片付けてしまうようです。同じような境遇であっても、ここまで考え方が違うのは、何故なのでしょうか。

ストレスは相手に期待をするから

まず、ストレスを感じやすい人とそうでない人の違いを比較しながら、ストレスを感じにくくする方法を探してみましょう。

まず、人のいうことや行動についてストレスを感じる人は、相手に強く「期待」をかけていることを認識しましょう。自分だったらこんな発言絶対にしないとか、こんな失礼な行動は起こさないとか、相手の振る舞いについて苛立ちを覚えているはずです。

しかし、それは、「私の思った通りの行動をしろ」と言っているのと同じです。人は、見た目も違えば、性格、行動など全てが違います。一国の総理大臣や大統領などのトップに選ばれた人の言うことすら、聞かない人だって多くいます。それなのにも関わらず、自分の思い通りに人が動くと思ってはいけないのです。

一方、ストレスを感じにくい人は相手にそこまで期待していません。逆に、自分も自由にしたいので、相手にも求めないわけです。ある意味では、相手をしっかりと他人ということで認めているので、どんな行動をしてもストレスと感じないのです。

嫌なことが起こった時は？

しかし、怒られたり、意としないトラブルが起こった場合は、即効性のある出来事ですので、瞬間的に強いストレスに見舞われます。

確かに、理不尽なことで怒られたり、予定していたことが急にトラブルに見舞われた瞬間、ストレスなく楽しいと思う人はいません。

しかし、ストレスを感じにくい人というのは、その場だけのストレスで終わらせ、後先に引きずらないという特徴があります。実は、ストレスの根源というのは、自分が勝手に作り上げた未来と過去について、ぐじぐじ悩むことで感じやすくなると言われています。

怒られた瞬間、「今怒られてしまった。次は気をつけよう」と思い、その人についてあれこれ別の時間で考えないことが健全なストレス回避法でもあるのです。

ストレスは、外的要因がほぼ全てと思いがちですが、多くの場合は自分が作り上げた不安なのです。

まとめ

ストレスを感じる人とそうでない人の差を見ていくと、その時だけを見ているか、否かに集約されます。期待しなければ、その人のことを考えなくて済みますし、トラブルも起きてからいつまでも不安がったところで解決にはなりません。

起きたことは起きたこと、自分は自分というようなスタンスを持って生きていくことが、ストレスを最小限に抑えながら生活していくコツなのです。