暑い夏を乗り切る夏バテ防止対策!

梅雨も明け、日に日に暑さが増してきましたね。近年では温暖化によるものなのか、年々気温が上昇中!
毎年のように熱中症によって亡くなったというニュースを目にします。2015年の熱中症の死亡者数はなんと900人を超えています。2006年以前は平均しても300人以下なので急増していることがわかりますよね。これは高齢者の方が増えているという理由もありますが、それを踏まえても怖い数字です。

そもそも熱中症って?

そもそも熱中症って?

熱中症とは、高温多湿の暑熱の環境下に身体が適応できない状態の総称。熱が身体にこもってしまうことや脱水により発症します。気温が高いほど熱中症になりやすいですが、風や湿度もとても重要。

ハワイを例に挙げてみます。日本よりも気温の高いハワイですが、熱中症患者は少なめ。その原因に風と湿度が関係しています。ハワイは日本より湿度が低く、海からくる貿易風で常に風を感じることができます。

人は発汗し、その汗が気化する時に蒸発しその気化熱によって体内中の熱を放出し体温調整しています。湿度が高いと汗をかきづらく、発汗できたとしても蒸発しづらいので熱が体内にこもってしまいます。そして風は汗の蒸発を促し、体内の熱を放出するのに非常に有効です。

熱中症はどんな症状?

熱中症はどんな症状?

熱中症の症状は様々。重症度によって症状の出方も変わってきます。

  • めまい
  • 筋肉痛
  • 筋肉が痙攣する
  • 体がだるい
  • ふらつく
  • 頭痛
  • 吐き気がする
  • 顔面蒼白
  • 汗が止まる
  • 40度以上の高熱
  • 意識障害

など。下に行くほど重症度は高いです。特に「汗が止まる」からの下3つの症状が出た場合には早急に病院へ向かわないと大変なことになってしまいます。

特に子供は夢中になって遊んでいると自分の体調の変化に気づかず、親が気づいた時には顔面蒼白になっているということも多いようです。小さいお子さんがいる場合は「まめに水分補給」「排泄物の量などをチェック」「汗を掻いていたら扇風機やうちわで扇いであげる」「クーラーをドライで27~28度設定にする」といったように、できる限りの予防策をしてあげましょう。

熱中症にならないためには?

熱中症にならないためには?

なんと言っても水分補給が最重要。水を飲むだけでは体液の濃度が下がり、濃度を上げる為に排尿し更に脱水するという悪循環に陥ってしまう可能性も。

人間の血液には1%ほどのナトリウムが含まれていて、排尿によってナトリウムが体外へ出てしまいます。これを補うものとして塩分を含むスポーツ飲料などが熱中症には良いとされています。

しかし、これには注意すべき点があります。塩分を含んだ飲料水は大汗を掻いた際には素晴らしい熱中症対策になりますが、あまり汗を掻いていない時などには強くお勧めはできません。

人は一日に必要な量を上回るほどの塩分を食事によって取り入れてています。日本人の一日に必要な塩分量は男性8g未満、女性は7g未満とされています。これを大幅に超えた塩分をほとんどの人が摂取しています。世界基準を見ると5gなので日本人がいかに多く塩分を摂取しているかわかりますね。

大汗を掻いている方には絶対に飲んで欲しいですが、あまり汗を掻いていない人が飲んでしまうと塩分の取りすぎで別の病気にもなりかねません。

じゃあ何を飲めばいいの?

じゃあ何を飲めばいいの?

熱中症対策にお勧めの飲み物は牛乳と豆乳です。アルブミンという名のたんぱく質が牛乳に含まれていて、血液の中に水を吸収させる作用があるので熱中症になりにくくなります。

豆乳はアルギニンという名のアミノ酸の一種が含まれています。エナジードリンクや活力剤として多く使用されているので、疲労回復には持って来いの成分。アルギニンには脂肪を分解してくれる作用もあり、ダイエットにも有効で女性には特にお勧めです。

牛乳と豆乳をコップに半分づつ入れて飲む。この飲み方が一番効率が良いです。2つを一緒に飲むとカルシウムの吸収率が良くなる上に、牛乳の脂肪を豆乳のアルギニンが分解することも期待できます!

この夏、強い味方の牛乳と豆乳で暑さを乗り切り、あわよくば豆乳パワーでダイエットにも成功しちゃいましょう!

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